単価が安いから利益も何も無い。お客さんが楽しめればそれで・・

3月3日 ひなまつり

             バイト先にて物珍しい売り場が展開された

事はさかのぼり3月2日・・いつも通り夕方から始まったアルバイト
在庫置き場に大量に置かれた「ソレ」が待ちわびていた・・3年半近くアルバイトをしてきてこの商品がこれだけの量の在庫もしくは発注された事は無かった。
その商品とは・・「財布に10円しか無いよー」といった時に、良く出てくる返し文句で有る商品。
うまい棒である。「なにこれ誤発注かな」と思っていると、主任がそのうまい棒を袋に詰めていた。

しゃる「このうまい棒・・どうするんですか(;・∀・)」

主任「あぁこれ?明日詰め放題やる事になったんだ」

詰め放題・・それは限られた空間で有る袋に対象である商品を詰め込めるだけ詰め込み、通常の値段で買い求めるより幾分か得を得る企画で有る。しかし得を得るか得ないかは本人(詰め込む当事者)であり、力量を試される企画と言っても過言ではない。

主任「それで・・この詰め放題の売り場作ってくれるかな?」

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カゴの様な物を積み重ね、ひなまつりの腰巻を巻き、その中にうまい棒を散りばめていく事20分・・売り場は出来上がった。画像左端に有るのが専用の袋。売価99円。故に最低でも10本以上詰めることが出来れば、元を取れそれ以上の価値を見出せる。

だが、問題は珍しく詰め放題をやることでも、その対象がうまい棒だという事では無い

しゃる「試しに詰めてみましょうか」

主任「やってみよう」

ガサガサと客より先にうまい棒を詰め込み、むしろそれを楽しむ社員とアルバイトの二人。詰め終わった二人は顔を見合わせる・・売場で。

しゃる「主任・・9本が限界なんですけど

主任「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・同じく

しゃる「・・・・・」

主任「・・・・・・・・・・・」

主任「これ新手の詐欺じゃないか」

しゃる「なにこのうまい棒9本用袋。」

主任「売れるかな・・」

しゃる「・・・・・・・・」

二人ともそこから離れ通常業務を何事も無かったかのようにし始める。
30分程経った頃、主任から声を掛けられた。

主任「やられたよー」

しゃる「?」

主任「主婦っぽい人がさっき詰め込んでたんだけどさー20本くらい詰められた」

しゃる「( ´゚д゚`)20本!!??

しゃる「制限とか無いんですか??袋からはみ出しちゃダメーとか」

主任「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・特に・・・」

そう・・それは消え入りそうな耳を澄まさなければ聞こえない程の声だった。

しゃる「どうやれば20本近くも入れられるんですかねぇ」

主任「とりあえず9本は余裕じゃん?」
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主任「それから」

主任が真似るようにうまい棒を詰めていく

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主任「こんな感じに。」

しゃる「・・・・・・・有りですか・・?」

主任「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有り・・・」

しゃる「・・・・・・・ふっ(笑)」

それはもぅ何かを決意しつつも何処か躊躇っていて、そして消え入りそうな声をしていました



3月3日はバイトが無かったので実際に見えれませんでしたが、結果として夕方ごろには全部売り切ったそうです。奥様方が躍起になってうまい棒を詰める姿を見たかった。
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by swedish2 | 2006-03-04 00:41 | REAL  

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